LEDへ蛍光灯を交換するときのポイントと注意点とは

昨今の経済状況を考えてみるとわかりますが少しでも、省エネ、費用節約、地球環境への配慮を取り入れた行動を起こしておきたいところです。
特に毎日使うことになる従来からある蛍光灯。お店やオフィス、ご自宅やマンションの共有部分で無駄にエネルギーを使っていたり、費用が高いままだったり、温暖化防止に貢献できていなかったりしていないでしょうか。
もしあなたが、こういった小さなことにも気をつけ、丁寧な暮らしを送っておられる方なら、今回お話させていただく「LED」への交換がおすすめです。
1: LEDへ蛍光灯を交換するメリットとは
従来の蛍光灯よりも、LEDに交換するメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
(1)省エネ
LEDというと多くの方が知っているメリットのひとつではないでしょうか。従来の蛍光灯よりも消費電力が低くなる傾向にあるため、同じ時間使っていてもエネルギーの無駄遣いが低くなるというメリットです。
(2)明るさ
LEDは安定した明るさを届けるのに向いています。チラつきなどもほとんどありませんので、目にもやさしいため在宅ワークが増えた方にもおすすめです。
市場に出回っているLED照明には粗悪品の相当数あります。数年前には某自治体が導入したLED照明で大きなフリッカーが生じ、職員が被害を被り入院するといった事件が発生しました。
LED照明を購入する場合十分な配慮が必要となります。
全てのLED照明が素晴らしいわけではないので表記の方法にも考慮が必要と考えます。
(3)寿命
従来の蛍光灯よりも寿命が長いのもLEDのメリットだと言えるでしょう。安定した光を長く届けてくれるのなら、交換する面倒も省けますので一石二鳥です。
(4)環境
省エネに向いているということは、環境にもやさしいということです。
昨今、世界的に「SGDs」を進める流れになってきていますが、蛍光灯をLEDに交換することも「持続可能な働き」のひとつだと言えますね。
(5)電気代
消費電力が低くなる傾向にあるということは、電気代の負担も少なくなる可能性が高いということです。
お家の家計もラクになるでしょうし、お店やオフィスの場合ですと経費削減にも役立ちます。
電気代の試算は複雑であり製品の消費電力が試算の条件ではなく、その製品が所定の電力を消費するために供給される電力がどのくらい必要なのかが電気代に関係してきます。
このことは製品の効率、力率に大きく左右されます。
少なくても力率85%以上を持つ製品選びも肝要となります。
(6)店舗商売の方にはこんなメリットも
店舗で商売をされている方にLEDがおすすめなのは、電気代の削減に貢献できるだけではありません。
お店に置かれている商品ですが、従来の蛍光灯ですと「日焼け」してしまうことが多いもの。
でも、LEDに交換すると、LEDには紫外線が殆んど含まれていませんので商品の日焼け防止にもつながります。
扱っておられる商品の中でも「ホワイト」系が多い場合、蛍光灯からの日焼けって気になりますし、日焼けしてしまうと販売しにくくなります。
ふとん屋さん、まくら屋さん、カーペットやカーテンなどを扱っておられるお店は、ぜひLEDに交換してもらいたいと思います。
光(色)は3原色(RGB)の合成で作られます。扱う商品によっては商品の持つ色味が損なわれることが多くあります。
商品によってLEDの色温度を考慮することも大切になります。
(7)さらにこんなメリットも
LEDの光には紫外線が殆んど含まれていません。この特性によってこんなメリットもあるんです。そのメリットとは
「虫が寄りつきにくくなる」
暖かくなると発生してくる小さな虫。蚊や蠅などが一般的ですが、蛍光灯から発生する紫外線に引き寄せられブンブンとやってきて、イライラした経験はありませんか。
お家の中でもお店でも、ブンブン来られると「もうっ!」ってなりますよね。特にお店の場合ですと、虫が寄りついてくるとゆっくりと接客や商談もしづらくなりますので何とかしておきたいところです。
一般的にメリットとして伝えられていることは多くないのですが、こういった地味なメリットもありますので、蛍光灯の交換を検討されるときには思い出してもらえるとうれしいです。
2: LEDへ蛍光灯を交換するときのポイント
LEDのメリットの次は、交換するときのポイントです。大きく分けて2つのポイントがありますので知っておいてください。
(1)今の照明器具は使えるの?
従来の蛍光灯というと長いタイプの「直管型」です。最近は住宅には減ってきているかもしれませんが
- ガレージ
- 作業場
- 共有部分
- 店舗の天井
- オフィスの天井
などで今でも活躍しています。このような「直管型」の蛍光灯をLEDへ交換するとき、気になるのが「今の照明器具がそのまま使えるのか」ということです。
まず蛍光灯の形から申し上げますと「直管型LED」というものがありますので、この部分は問題ありません。
次に蛍光灯を取り付けている「台」の部分ですが、ここにはランプを取り付ける「口金」と呼ばれる部分に規格がありますし、ランプの長さにもバリエーションがありますので、ここを調べておくのがポイントです。
そして、もうひとつ大事なことがあります。それは、「台(灯具)」の部分はそのままでも使える「LEDランプ」と、「台(灯具と照明管の配線バイパス工事)」の部分を工事しないと使えない「LEDランプ」があるということです。
(2)LEDランプの種類
従来の蛍光灯には
- グロー式
- ラピッド式
- インバーター式
と呼ばれる大きく分けて3つのタイプがあります。あなたのところで光っている蛍光灯も、どれかのタイプです。
ここで知っておきたいポイントは、LEDランプにはこのようなタイプそれぞれに対応したものと、すべての種類に対応したものがあるということです。
すべての種類に対応したものを選ぶのなら問題なく使えますが、使えるタイプが決まっている場合、間違ったものを選ぶと使うことができません。
ですから、既存の蛍光灯のタイプを確認しておくのが2つ目のポイントとなります。
見た目が同じようなので気をつけておきましょう。
3: LEDへ蛍光灯を交換するときの注意点
ここ、大事なところです。
というのも、LEDランプの種類によっては、照明器具(台の部分です)を交換するか、工事しないとLEDランプを使えないことがあるからです。
無理に間違った組み合わせで使うと、
- 感電
- 焦げ
- 落下
というトラブルが発生する可能性もありますし、最悪は火災につながることもあります。
では、どうすれば安心してLEDに交換できるのかというと。
4: 簡単にLEDへ交換できるのがコレ
一般的なLED交換の場合、照明器具の工事が必要になります。
簡単に説明しますと、従来の蛍光灯へ電気を供給している「安定器」と呼ばれている装置を切断し、AC電源を直接、LED蛍光灯の口金へ接続するようにします。
(LEDの電源にはランプ内臓型と外付け型があります。外付け電源の場合はAC電源はこの電源に接続し、さらにこの電源とLED照明とを接続する工事が必要となります。
この工事は電気工事士の資格を有する人しかできません。)
電気工事の専門家なら、そんなに難しい仕事ではないのですが、
- 工事費用をかけたくない
- お店の営業中に工事できない
- 賃貸なので工事や照明器具を勝手に変えられない
という方もいらっしゃると思います。そこでおすすめできるのが、「SIMPLE-TUBE」なんです。
この直管型LED蛍光灯は、国内メーカー各社が販売している
- グロー式
- ラピッド式
- インバーター式
の器具各種に対応しています。通常の蛍光灯の交換と同じ要領で簡単にLEDへ交換できますので、ちょっとの時間だけで省エネ化を目指すことができるのです。
(一般的な蛍光灯電球を取り換えるのと同じ要領なので慣れない方でも可能となります。)
「SIMPLE-TUBE」について詳しい内容はこちらからご覧になれます。
5: まとめ
従来の蛍光灯は2020年から順次生産終了され、今後は減少していきます。そのため今から直管型蛍光灯を交換されるのなら、わざわざ生産終了していく商品ではなく、これからも長く使える「直管型LED蛍光灯」がおすすめです。
これまでの蛍光灯と同じくらいの手間で交換できる「SIMPLE-TUBE」もありますので検討されてみてはいかがでしょうか。