賃貸の照明をLEDに交換したい!工事は必要?そのままでOK?

賃貸物件にお住まいの人で、キッチンに使われていることの多い「蛍光灯」をLEDに交換したいとおっしゃる方がいらっしゃいます。
こういったケースでは、元々ついている蛍光灯をLEDに取り替えるだけでOKなのか、それとも何か工事をしないといけないのか、わかりづらいと思います。
そこで今回は、LED蛍光灯を製造開発販売しているイニシャルベイが、LED蛍光灯に交換するときのポイントをご紹介していきます。
1: 賃貸物件のLED工事で注意したいこと
はじめに賃貸物件における照明設備ですが、共用部分に関しては管理会社や家主さんが負担や交換する取り決めになっているので、借り主の意向だけでLEDに交換することはできません。
そのため、共用部分である廊下や階段に取り付けられている蛍光灯は、LEDの方がいいなと感じていても自分で交換してはいけません。
続いて、室内の照明についてですが、一般的に「シーリングライト」と呼ばれる丸形の蛍光灯は、工事など不要でLEDに交換することができます。
これはシーリングライト本体に、最初からLEDに対応した「内蔵電源」と呼ばれる装置が付属しているため、本体ごとゴソッと交換するので問題はありません。
いっぽう、キッチンなどに使われていることの多い長い蛍光灯、「直管蛍光灯」は、蛍光灯に電気を送る「安定器」が個別に設置されているため、LEDへ交換するためには工事が必要になることもあります。
2: 賃貸物件でも必要?LEDは工事が必須!?
ここで問題になってくるのは、室内の直管蛍光灯をLEDに交換しようとしたときに「工事」が必要になると、管理会社や家主さんへの確認や承諾が必要になることです。
蛍光灯を取り付けているベースの機械を取り外して交換するのですから、管理会社や家主さんからすると、余計な出費と考えられることがあります。
仮に、住んでいる人がベースの機械を自己負担して交換するとか、はじめから取り付けられているベースを工事するとかしても、今度は退去するとき「元に戻してください」ということになり、回復のために必要のない出費を求められることもゼロではありません。
また、こういった電気工事に関しては「電気工事士資格」を持っていないとできませんので、わざわざ業者に依頼することも必要になってきます。
そこで賃貸物件にお住まいの方へ、私たちLED蛍光管の専門メーカーでもあるイニシャルベイがおすすめするのが、LED交換のために工事不要で簡単に使える商品「SIMPLE TUBE」。
「SIMPLE TUBE」はLEDを使った蛍光灯でありながら、安定器に必要な「バイパス工事」が不要です。
長さの合った「SIMPLE TUBE」を購入いただき、今使っている蛍光灯を外して取り替えるだけで、すぐにLED化を体感できます。
一般住宅の室内使用では希にですが、安定器の種類によっては「バイパス工事」が必ず必要なケースもございます。
そういった不安をお持ちの場合は、LED蛍光灯をご購入いただく前に、私たちイニシャルベイにご相談ください。
あなたが今お使いになっている蛍光灯の状態やメーカーなどをお聞きした上で、工事なしでも大丈夫なのかどうかお答えさせていただきます。
3: 賃貸でもLEDにするメリットとデメリット
賃貸物件でも蛍光灯をLEDに交換することは可能です。
でも、みなさん気になるのは、LED蛍光灯って思っているよりも値段が高いということではないでしょうか。
そうなんです。単に値段だけを比較すると、従来の蛍光灯の方が安いです。しかし、2020年から実施される「水銀」を使った製品への制限によって、従来の蛍光灯は製造されなくなっていきます。
そのため、これまで使っていたリーズナブルな蛍光灯は近い将来、店頭から姿を消し、最終的にはLED製品に変化していきます。
それでは、一般的に考えると値段が高いと言われている「LED」のメリットを見ていきましょう。
(1)LEDを使うメリット
[1]電気代の節約
室内の照明器具は、意外に電気代がかさむものです。
これはあくまでも一般的な話ではありますが、LEDは従来の蛍光灯よりも消費電力が少ないと言えます。
そのため使用状況や環境によって必ずとは言えませんが、消費電力が少ないということは、すなわち「LED蛍光灯」は、従来の蛍光灯を使っているよりも電気代を抑えやすいということになります。
照明は毎日のことなので、わずかなお金でも抑えられると、1年間で考えれば結構いい金額になってくるものです。
[2]手間が少ない
LEDは従来の蛍光灯よりも、比較的長持ちする傾向にあります。
一般的な話ですが
- 従来の蛍光灯→1年半~3年弱
- LED蛍光灯→5年~10年
1日あたりの使用時間や使い方によって工業製品ですから変化しますが、概ねLED蛍光灯の方が1.5倍以上長持ちするということになります。
このように長持ちすると、蛍光灯を交換する手間も必要なくなりますし、突然明かりがなくなってイライラすることも減っていきます。
[3]熱や紫外線が少ない
従来の照明のように熱を持ちにくいのもLEDの特徴です。
そのため、少しのことですが夏場のエアコンも効きやすくなると言われています。
また、紫外線を発生することがありませんので、照明の光による「焼け」が起こりにくいため、壁やカーテンに跡が残る可能性も低くなります。
(2)LEDを使うデメリット
メリットがあれば、デメリットもあります。
[1]値段が高いです
先ほども出てきましたが、従来の蛍光灯と比較するとLEDは高いです。
ただ、LEDの寿命の長さを考えると、交換回数が少ないので総コストを考えると変わらないか安くなることが多いです。
[2]振動に弱い
LEDは精密機器でもありますので、振動に弱い性質を持っています。
引っ越しのときに起こりやすい衝撃に近いことがあると、故障の原因になることもあります。
丁寧に取り扱っていただくことで回避できますので覚えておいてください。
4: 交換するLEDの選び方
LEDに交換するときの選び方ですが、次のポイントを理解しておきましょう。
- ベースである安定器に合った「口金」サイズのものを選ぶ
- 必要な明るさのものを選ぶ
- 光の広がり方が従来の蛍光灯とは違うのでわからない場合は専門店に相談する
この中で最も注意してほしいのが「光の広がり方」です。
というのも、LEDは光がまっすぐに進みます。
従来の蛍光灯のように、光がまわりに広がりづらいので、照明の真下は明るいけれど、少しズレた部分は暗いということも起こります。
どの方向まで光が届くのか(照らすことができるのか)を、カタログで調べておくか、専門店に相談して確認しておきましょう。
ちょっとしたことですが、これまで照らせていた端の部分に光が届かないのは、意外にストレスを生み出します。
光は全て直線的です。蛍光灯は360度全域に照射させているから天井部も明るくなります。一方LEDは床向け(下方向)にだけ照射します。しかし弊社「SIMPLE TUBE」には拡散させる仕組みが入っています。(散する角度は各メーカーによって幾分の違いはありますが120度~160度拡散効果を持たせています。天井灯は下にあるものを見るための機器であり、従来型の蛍光灯と殆んど遜色はありません。天井部分が暗いため部屋全体が暗いイメージになりますが照明機器としての役割にはまったく関係のないものです。)
5: まとめ
賃貸物件におけるLEDへの交換ですが、イニシャルベイが販売している「SIMPLE TUBE」なら、ほとんどの安定器が工事不要で使えます。
わずらわしい工事や、管理会社や家主さんとのやりとりもなく、蛍光灯をLEDに交換するだけでOKです。
簡単にLEDへ交換したいなら、こういった蛍光管を選んでみてください。