受付時間:平日9:00〜17:00(土日祝除く)

リフォームでLED化!蛍光灯との違いや価格相場を知っておこう

 
この記事を書いている人 - WRITER -

お家の老朽化や二世帯住宅への改築、将来を考えた住みやすい間取りなど、リフォームを検討される方が増えています。

そしてリフォームを検討されるとき、メインになるのが

  • お部屋の内装
  • 間取りの変更
  • キッチンの配置
  • トイレの変更
  • 浴室の快適さ
  • 玄関や玄関アプローチの安全対策

こういったところではないでしょうか?

しかし、これらのリフォームポイントと同じくらい大切なことがあります。

それが今回お話する「蛍光灯」のリフォームです。

 

1: リフォーム前に知っておきたいLEDと蛍光灯の違い

どうしてリフォームに「蛍光灯」が大切なのかというと、暮らしに必要となる固定費である「電気代」に影響しているからです。

蛍光灯を全く使わないというお家は少ないはずです。家の中やお庭、物置や外灯に使われているところも多いはずです。

そして、こういった蛍光灯は、ほとんど毎日使っていますので生活に影響を与えやすい「固定費」である電気代に影響しています。もし生活費の中から電気代が少しでも安くなれば、大変うれしくなると思います。

このような理由から、私たちはリフォームのときに従来の蛍光灯からLEDタイプの蛍光灯へ交換されることをおすすめしています。

それでは従来の蛍光灯と、LEDタイプの蛍光灯の特徴を見ていきましょう。

 

(1)従来の蛍光灯の特徴

これまであった蛍光灯の特徴は以下のとおりです。

  • 見慣れた電気の色なので違和感がない
  • 蛍光灯の価格が安い
  • どこでも売っている
  • 交換するのも蛍光灯だけ買えばOK

また、次のような特徴もあります。

  • 紫外線を発生させることで光が出ている
  • 寿命が近づくとチカチカしたりする

慣れ親しんだ蛍光灯ですから、いまさら特別なことに思わないかもしれませんが、こういった特徴があるからこそ蛍光灯は長く親しまれてきたと言えるでしょう。

 

(2)LEDタイプの蛍光灯の特徴

従来の蛍光灯から代わりになりつつあるのが、LEDを使った蛍光灯です。

  • LEDは従来の蛍光灯よりも寿命が長いケースが多い
  • LEDは従来の蛍光灯よりも省電力
  • 紫外線をほとんど出さずに光が出ている

あなたもLEDという名前をお聞きになったことがあると思います。最近では住宅の灯りとしてだけではなく、

  • 博物館
  • 美術館
  • 水族館

こういった施設でも活用されています。また、日常の中で目にする「信号」も少しずつLEDタイプへ代わってきています。

さらに、道路に設置されている看板も、LEDを使ったディスプレイで動画を表示していることもあります。

このように、LEDは従来の蛍光灯とは違い、灯りを出すためだけではなく、光を扱うシーンで活躍することが増えてきているのです。

 

2: LEDと蛍光灯を比較すると

それぞれの特徴の次は、LEDと従来の蛍光灯を比較してみます。比較するポイントによって、それぞれにメリットとデメリットがあります。

これはどのような製品やサービスでも同じです。メリットしかないものは存在しません。

 

(1)電気代

リフォームで気になるのが、リフォーム後に必要となる電気代でしょう。

LEDと従来の蛍光灯を比較すると、利用シーンや条件、それぞれの蛍光灯の品質や工事の出来も影響しますが、同条件高品質であれば

LEDタイプの蛍光灯 < 従来の蛍光灯

消費電力は、このような関係になります。

そのため、1日6時間灯りを点けていたとすると1年365日ですから、LEDタイプの蛍光灯の方が従来の蛍光灯よりも、1時間当たり「0.8円」安い場合

例)

従来の蛍光灯の電気代=1.5円/時間×6時間/日×365日=3,285円/年

LEDタイプの蛍光灯の電気代=0.7円/時間×6時間/日×365日=1,533円/年

約1,700円の差が年間に生まれます。この計算、住宅の中にある1個の電気ですから、複数あれば電気代の差はどんどんと大きくなっていきます。

数ヶ月や1年くらいの電気代の差額では「あまりメリットは感じない」かもしれませんが、この差額が3年、5年と続くと大きくなっていきます。

 

(2)寿命

一般的にLEDと従来の蛍光灯の寿命を比較すると

LEDタイプの蛍光灯 > 従来の蛍光灯

このような関係になります。ただし、これも電気代のところでお話しましたように

  • 使っている状況
  • 品質
  • 工事の技術

こういった条件で変わってきます。そのため長寿命をメリットとして感じたいなら、品質の低い粗悪なLEDタイプの蛍光灯は選ばないことが大切です。

安いからと、低品質なLEDタイプの蛍光灯を購入しても、寿命が長くならないことがあるので損することになる可能性もあります。

では、品質などの条件が整っていた場合、従来の蛍光灯とLEDタイプの蛍光灯では、どれくらい寿命が違うのかというと、次のような関係になります(特定非営利活動法人 LED照明推進協議会を参考)。

  • 従来の蛍光灯の寿命:約6,000時間~12,000時間
  • LEDタイプの蛍光灯の寿命:約40,000時間

1日6時間使ったとすると

従来の蛍光灯の寿命=12,000時間÷6時間/日=2,000日

LEDタイプの蛍光灯の寿命=40,000時間÷6時間/日=6,666日

約3倍長持ちすることになります。そして長持ちするということは、交換の手間が1/3になるということでもあります。

 

(3)価格

LEDタイプの蛍光灯は、従来の蛍光灯よりも省電力で長寿命です。しかし、購入するときに価格を見ると次のようになります。

LEDタイプの蛍光灯 > 従来の蛍光灯

一般的な蛍光灯は、概ね900円前後で販売されています。対してLEDタイプの蛍光灯はというと、3500円~6000円くらいが相場です。

値段だけを考えると、LEDタイプの蛍光灯は出費が多くなります。ただし、その分

  • 電気代が安くなる
  • 寿命が長いので買い換えが少ない

という部分を総合的に考えると、LEDタイプの方が安くなる可能性が高いと言えます。

 

3: LEDへのリフォーム理由は費用だけではありません

寿命や費用などの理由をお話してきましたが、LEDへリフォームする理由がもう一つあります。

それは、あまり話題になっていないのですが

「水銀に関する水俣条約」に基づいた規制が、2020年12月31日から本格導入されることです。

この規制によって、水銀を使っている製品の生産は減少していきます。従来の蛍光灯にも少量ですが水銀が使用されているため、今すぐではありませんが近い将来、従来の蛍光灯は店頭から姿を消すことになります。

そうなると選択肢は「LED」しかありませんので、どちらにしても交換する必要が出てきます。

ですから、今からリフォームをされるなら、LEDへ交換しておくことがベストな選択だと私たちは考えています。

そしてもう一つ、LEDへ交換する理由があります。それは「紫外線の発生が少ない」という特徴です。この特徴、あまり意識されていないと思いますが、紫外線の発生が少ないと虫が寄ってきにくいのです。

気候の良い時期、窓を開けていても虫の侵入が少ないと快適に暮らせます。さらに紫外線の発生が少ないため、壁の焼けも減ります。

ということは、内装の焼け汚れも減りますので、いつまでも美しいまま暮らせるということです。

 

4: まとめ

従来の蛍光灯よりもLEDタイプの蛍光灯は、購入価格だけを見ると高いです。そのためリフォームのときに「これまでと同じ」を選んでしまう方もいらっしゃいますが、

  • 長い目で見たときの電気代
  • 寿命の長さ
  • 水銀の規制
  • 紫外線

こういったメリットに目を向けてもらえると、リフォームという大きなタイミングで一緒にLED化しておくことがベストだとわかっていただけるはずです。

ぜひ、リフォームタイミングには一緒に「LED化」を進めていただき、快適で地球環境にも優しい暮らしを手に入れていただきたいと思います。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。