キッチンの照明器具をLEDに交換!省エネ&見やすさで暮らしを快適に

ご家庭で照明の点いている時間が長いのは、キッチンだったりします。
そして、最近ではキッチンとダイニングが一つになっている間取りも多いため、家の中の雰囲気を決めるのがキッチンである場合も増えています。
そこで、今回は家の中で居る時間が長く、快適に暮らせると気分もあがるキッチンの照明についてご紹介していきます。
Contents
1: キッチン照明で知っておきたい4つのタイプ
キッチンをメインで使われる方にとって、明かりの加減は料理をする気分や、食事をするときの雰囲気を決める要素になっていることでしょう。
そこでキッチンを快適な空間にするために知っておきたい明かりのタイプをお話していきます。
(1)レイアウトで選ぶならキッチンライト
キッチンの照明で代表的なのが、長い蛍光灯を使ったキッチンライトです。
キッチンライトは、天井へ直接設置しますので高い位置から明かりを広範囲に届けることができます。
そのため、料理をする部分を中心に明かりが届くため、調子もしやすくなります。
従来の長い蛍光灯(直管型蛍光灯)は、最近では少しずつLED蛍光灯へ切り替わっています。
LED蛍光灯の方が、従来の蛍光灯よりも寿命が長くなる傾向にありますし、同じ明るさであれば消費電力も少なく済むことが多いという特長があるため、新築の住宅やリフォーム、リノベーションを行われるタイミングで切り替える方も増えています。
また、2020年問題と呼ばれている「水銀に関する水俣条約」の本格導入によって、従来の蛍光灯の製造が中止、または製造量の減少が進んでいるため、将来的にはこれまでの蛍光灯が手に入りづらくなることが予想されます。
このような理由からも、キッチンライトの交換タイミングがやってきていたり、リフォームやリノベーションを検討されているタイミングだったりするなら、一緒にLED蛍光灯へ切り替えておかれることをおすすめします。
(2)空間の印象で選ぶならダウンライト
メインで調理をする部分ではなく、少し離れた場所や、カウンターキッチンで人が座る部分には、天井へ埋め込むタイプの「ダウンライト」がおすすめです。
ダウンライトは天井へ埋め込まれているため、電球に埃がたまりにくく掃除の手間も省けます。
また、設置するポイントによっては、手元へのスポットライトのようにも使えますので、おしゃれな雰囲気をキッチンで楽しむこともできるでしょう。
(3)雰囲気重視ならペンダントライト
カフェにも使われていることの多い、おしゃれなライトが「ペンダントライト」です。
コードやチェーンで天井から吊すタイプですので、レール式の電源を天井に取り付けておくと、ライトを吊す場所の自由度もアップします。
ペンダントライトはキッチンライトとは違い、お部屋全体を照らすものではありません。どちらかというと、インテリアやアクセントとして使用するものです。
アイランド型のキッチンや、カウンター部分に利用すると雰囲気が変化します。
(4)間接照明も楽しめるスポットライト
キッチンの中でも、実際に料理を食べる場所であるダイニングに向いているのがスポットライトです。
スポットライトの強めの明かりを、壁にいったん当てて反射させ、間接照明としてテーブルや料理を照らすようにすれば、一気におしゃれな空間に変わります。
2: キッチン照明は色にも気を配ろう
キッチンの照明は明るさが大切です。
手元や部屋が暗いと、調理がしづらいだけではなく、せっかくの料理も美味しそうに見えません。
そして、明るさの次に大切なのが照明の「色」です。
光には色があり、色の変化によってクールに見えることもあれば、ムードのある雰囲気に見せることもできます。
キッチンやダイニングのイメージに合わせた照明の色にも気を配りましょう。
また、最近のLED照明では、明るさや色の加減をリモコンで調整できるタイプもありますので、LEDへ切り替えるときにはこういった機能が付いているかどうかもチェックしておきたいところです。
3: 親世代が使うキッチンなら明るさも大切です
キッチンを使うのが自分たちだけではなく、親世代も使うのなら明るさについて理解しておきたいことがあります。
人は誰でも年齢を重ねていきます。そして、残念ながらいくらイヤだと思っていても体に変化が出てきます。
- 体が硬くなる
- 足が上がりづらくなる
- 視力が低下してくる
40代を超えるころから、新聞や雑誌の文字が見えづらくなる方も増えてきます。そして同時に、キッチンで料理をするとき、手元が見えづらくなったり、調味料の説明が見えにくくなったりする方も増えてきます。
このように、人は誰でも体の変化を感じるものですが、特にキッチンで不便を感じるのが「視力の低下」です。
そこでキッチンの照明を選ぶときには、どのような年代の人が使うのかを考えておきたいのです。
例えば、一般的に視力は20代を境に低下していくと言われています。
そのため、20代の視力を1とすると、
- 40代で、1.8倍の明るさ
- 50代で、2.4倍の明るさ
- 60代で、3.2倍の明るさ
があると快適に見ることができるようです。
年齢による、必要な明るさの違いを知っておき、親世代も快適に使えるキッチンの明るさを考えましょう。
また、あなたが30代なら、これから5年先、10年先を考えて、明るさを調整できるLEDタイプを選んでおかれるのが良いかと思います。
4: キッチンの照明は蛍光灯?LED?
ここまでお読みいただいた方なら、おわかりかと思います。
キッチンの照明を交換しようと考えておられるのなら、LEDへの交換がおすすめです。
これまでお話してきましたメリットや特長も交換する理由ですが、他にもLEDへ切り替えるメリットがあります。
(1)虫が集まりづらい
LED蛍光灯は従来の蛍光灯よりも、紫外線の放出量が少ないため、小さな虫が集まりづらくなります。
キッチンに小さな虫が集まってくると、誰でもイヤですしイライラします。
こういった不便を少しでも解決できるのがLEDです。
(2)壁の焼けも減る
紫外線が少ないことで、もう一つメリットがあります。それは壁が明かりで焼けにくくなることです。
少しでも長い間、きれいなままであってほしいものです。こういった部分にもLEDの特長はメリットになります。
(3)寿命
従来の照明と比較すると、LED照明は長寿命だと言えます。
品質の高いLED照明なら、従来の照明よりも数倍は長く使えるでしょう。
ということは、交換の手間も減るということです。
5: キッチン照明で注意したいのが「器具の跡」処理
キッチン照明をLEDへ切り替えるとき、注意したいのが「従来の器具の跡」処理です。
天井部分に、従来の器具の跡が残ってしまうと美観が損なわれますので、がっかりします。
LEDへ切り替えるときには、器具だけではなく天井の美観処理も一緒に検討してみてください。
6: まとめ
キッチンの照明は、暮らしを快適にしてくれるポイントでもあります。
そのため、取り替えのタイミングがやってきているのなら、あなたの暮らしに合わせたタイプを選んで、楽しく使える空間にしてみてください。
明かり一つで家の雰囲気は変わります。そして家族の雰囲気も変わります。