マンション共用部分の蛍光灯が交換タイミングなら検討してほしいことがあります!

マンションを管理されている方、マンションをお持ちのオーナーの方。マンションの共用部分にある蛍光灯、交換のタイミングになっていないでしょうか。
最近、新しく建築されたマンションの多くは、分譲・賃貸関係なく共用部分の蛍光灯が従来のものとは変わっています。
今後、マンションの価値を考えるなら、蛍光灯の交換時期が到来しているのなら、この機会に新しい蛍光灯を検討していただきたいのです。
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1: マンションの蛍光灯が交換タイミングなら知ってほしいこと
マンションの共用部分には蛍光灯があります。でも、この蛍光灯に次のような症状が出ている場合、または、将来のことを考えて「なるほど」と思われた場合、交換を考えてもらうタイミングになっていると言えます。
(1)チカチカしているのはNG
マンションの共用部分にある蛍光灯。どれか1本だけチカチカしていませんか?
短いサイクルでチカチカしていると、さすがに「交換しよう」と思われるでしょうけれど、長いサイクルでチカチカしている間は「もうちょっと」と考えがちです。
しかし、マンションに住んでいる住民からすると、長いサイクルでチカチカしていても「うっとうしい」と感じます。何だか、このマンションに住んでいることが「恥ずかしく」感じる人もいるでしょう。「貧乏くさいな」と思われるかもしれません。
チカチカのサイクルに関係なく、この症状が出ている場合は早急に交換するタイミングです。
(2)暗いのもNG
蛍光灯はチカチカしていないけれど、何となく前よりも暗くなってきた。こういうケースもあります。
マンションの共用部分って、ほとんどの人が毎日使います。特にロビーや廊下部分、エレベーターの前などは、お仕事や買い物などもっともよく使われている部分ですから、この場所が暗いとお住まいの方の気分も上がりません。
仕事から疲れて帰ってきたときロビー部分が暗いと、気持ちも沈みがちになるでしょう。
チカチカしている蛍光灯と同じように、暗くなった蛍光灯も住民やマンションの価値へプラスに働きません。
(3)長い目で見ると損しているかも
従来の蛍光灯を5年、10年使うと「節約して得した」と感じる方もいらっしゃいます。
しかし、その「得した」は本当なのでしょうか。長い目で見ると、従来の蛍光灯は電気代が多くかかっている可能性もあります。
チカチカした状態で使っていると、必要のない電気を利用していることもあります。
得している感はあるのかもしれませんが、マンション経営という長期視点で考えると損している可能性が高いです。
(4)水銀使用製品の規制をご存じでしょうか
2020年12月31日に水銀使用製品の規制が本格導入されます。
そのため、少量ですが水銀を含んでいる従来の蛍光灯の生産は減少していきます。
すぐに従来の蛍光灯が無くなることはありませんし、店頭から在庫が無くなるわけでもありません。
しかし、近い将来には水銀を使った蛍光灯は生産されなくなるでしょう。
そのとき、新しいタイプの蛍光灯に交換することもできますが、先にこういった規制がわかっているのなら、先手を打って交換しておくという考え方もあります。
2: 「LEDに交換すると良い」と聞くけどLEDってなに?
従来の蛍光灯から交換するタイミングをお話しました。では、どのような蛍光灯へ交換すれば良いのかをお伝えします。
それは「LED」に交換するのがベストな選択です。でも、LEDってなにとおっしゃる方もいらっしゃることでしょう。
ここではLEDの特徴を知っていただきたいので説明していきます。
特徴1:省エネルギー
使い方や品質にもよるのですが、安心して使える品質のLEDなら、これまでの蛍光灯よりも消費電力量を削減できる可能性が高くなります。
同じ時間、同じ明るさを提供するにしても、消費電力量が低くて済むなら、電気代も安くなると考えられます。
特徴2:長寿命
従来の蛍光灯の寿命は、一般的な使い方ですと6,000~12,000時間と言われています。
蛍光灯の寿命は、利用環境や蛍光灯の品質、電気設備の工事の出来映えによって左右されますので、必ずこのような寿命になるということはありません。しかし、平均的な寿命として、このような基準があります。
この基準を元にLEDタイプの蛍光灯の寿命を見てみると、4~6万時間になると言われています。
一日10時間点灯させたとして10年以上使えるという計算になります。
マンションの共用部分ですと、24時間点灯していることもありますので、従来の蛍光灯とLEDとの差は大きく変わってきます。
特徴3:紫外線が出ない
これはかなり大きな特徴です。
従来の蛍光灯からは紫外線が発生していました。この紫外線ですが、人間の目には見えないのですが、虫には見えているらしいのです。
そのため蛍光灯に虫が集まり、共用部分に虫の死骸が落ちているという不快な状態になることもあります。
しかしLEDからは紫外線の発生量が少ないため、虫が集まってくることがほとんどありません。
また、紫外線による壁焼けが起こりにくいのも特徴のひとつです。
特徴4:すぐ点灯
LEDはスイッチを入れるとすぐに点灯します。共用部分は常に点灯しているところが多いので感じないかもしれませんが、これもLEDの特徴と言えるでしょう。
特徴5:重量
一般的なLED蛍光灯は従来の蛍光灯と比較すると重くなります。そのため灯具、天井への負担を考えた工事が必要になることがあります。しかしイニシャルベイが開発しているLED蛍光灯「SIMPLE TUBE」なら、他社のLED蛍光灯と比較して軽いという特徴があります。
少しでも軽い方が天井などへの負担も少なくなり、これまでとは違った角度や場所へも設置可能です。
照明でロビーの演出を変えることもできますね。
3: マンションの蛍光灯をLEDに交換するメリットデメリット
(1)メリット
[1]電気代が安くなる可能性
消費電力が少なくなるということは、電気代も安くなる可能性が高いということです。
マンション経営にとって固定費である電気代が安くなるのはメリットです。
[2]環境にやさしい
LEDは従来の蛍光灯と同等の明るさを維持する場合、ワット数の低いものを選ぶことができます。そのため発熱量も少くなり無駄にCO2を発生することもありません。
地球環境にも配慮したマンション経営が可能になります。
[3]虫対策
住民の方にとってうれしいメリットとも言えます。
共用部分で虫が集まっているとイヤなものです。死骸がかたまって落ちていたり、虫を捕獲しようとクモがやってきたりすると、虫嫌いな方にとっては「もう!何とかしてよ!」という気持ちになられるでしょう。
住民の方へ快適さを提供するという意味でも、LEDはメリットを感じてもらえる選択肢になります。
(2)デメリット
[1]費用面
従来の蛍光灯機器よりも、LED対応機器の費用が割高になります。
これは蛍光灯部分に関しても同じことが言えます。
しかし、省エネ、長寿命を考えてみてください。来月使えなくなるのなら従来の蛍光灯の方が安くて良いのかもしれませんが、長く使うことを考えると結果として安くなる可能性が高いのです。
[2]向かない場所
雨や風などを受けると故障することもあります。利用される場所にあったLED機器を選びましょう。
[3]明るさの感覚
LEDは従来の蛍光灯と少し違った明るさを感じると思います。
LEDはスポットライトに近い明るさになることが多いです。慣れという部分もありますが、違和感を覚える方がいらっしゃるかもしれません。
4: 資産価値を考えるとLED化のタイミングになっています!
従来の蛍光灯が交換タイミングなら、LEDへ交換されるのが将来を見据えてもベストなチョイスだと思います。
特に「水銀対策」に関しては、これから規制が進んでいきますので、近い将来「蛍光灯=LED」になることは間違いありません。
このような将来が見えているのですから、マンションの資産価値を維持するためにも、LED化を検討してもらいたいと思います。
5: まとめ
マンションの共用部分は24時間蛍光灯が働いているシーンです。そのため長寿命で省エネは、マンション経営で考慮しなくてはいけない重要なポイントであるはずです。
ぜひ交換時期が近づいているのなら、LED化も検討してみてください。